ケアンズで人生の崖っぷちに立つの新着ブログ記事

  • ナチュラル志向

    一昨日の日曜日にもホロウェーズのマーケットに出向く。一体地元のオージーは何が好きなのか?どんな物を好むのか?観察しようと思って隈なくその嗜好を追って見た。はっきい言ってケアンズの人はシドニーやメルボルンの人達とは同じオージーでも明らかにそのライフスタイルが違う。東京に住んでいる人と沖縄の人達とでは... 続きをみる

  • 唯一の希望が少しだけ

    今の日本の感染状況を見ていると渡航再開はほぼ難しくなった感じ。クイーンズランド州の感染状況は殆ど 収まっているので、上手く行けば近い時期にオーストラリア全体では無くクイーンズランドと日本の渡航再開は、有りかなぁ。。なんて考えたけど今は無理だと悟った。 東京も引き続き凄い数でコロナの感染者が出ている... 続きをみる

  • 涼感

    日本は暦の上では立秋、秋の気配が感じられるところだが、列島はようやく長かった梅雨が明けていよいよ夏本番という所 、お盆休みも近ずいて本来なら帰省ラッシュ等で慌ただしい頃だが今年は家で我慢の夏休みになりそう。本来なら自分たちもこれから一年で一番忙しい時期を迎えるはずだったが、今年は残念ながらいつもの... 続きをみる

  • 身近に実感

    今日から新たにシドニーの都市部からのクイーンズランドへの立ち入りが閉鎖された。今朝ほどのブレーキングニュースで報じられたもので、都市部でのクラスターの集団感染による封鎖措置によるもの。ビクトリアに続きシドニー市内からもクイーンズランドに旅行することが出来なくなってしまった。8月に入っても暗いニュー... 続きをみる

  • ハチ

    最近うちの犬の様子がちょっとおかしくなって来た。オーストラリアでは珍しい柴犬を飼っていて、名前は『ハチ」。もちろんあの忠犬ハチ公にあやかって命名した。もうすぐ11歳になる。そのハチが夜更けや明け方の早い時間に突然吠えまくるようになってしまった。どうやら認知症が始まったらしい。 柴犬の平均寿命は11... 続きをみる

  • 伝統

    今朝の気温は12℃、ケアンズとしては特に寒い朝となった。朝靄のような霧が山のすそ野を覆っている思ったら燻った匂いがする。どこかで山が燃えているようだ。この季節のケアンズは晴天続きで乾燥して山が燃えることが多い。このような日がこれから延々と続く。 こんな肌寒い時はウールの暖かさが恋しくなる。 昨日、... 続きをみる

  • 昔のまま

    感染拡大が止まらない中で「新しい生活様式」をさらに定着させていく必要があるとして、一昨日も西村大臣がテレワーク7割の推進や時差通勤などを改めて国民に要請した。今までとは違う世の中の新しい生活様式を我々はさらに模索する。 在宅勤務だったら電車も満員にならないし痴漢も減るので、通勤で電車を利用する人に... 続きをみる

  • 8月の空

    ケアンズに最高の季節がやって来た!朝から雲ひとつない抜けるような青い空が広がる。 プールで朝日を浴びながら泳ぐ恍惚の心地よさに、水の中で身体が蕩けそうになっていくようで過ぎるはずの時間が暫し止まる。本当なら今頃は日本からたくさんの夏休みの家族連れが訪れるはずだったが。。 8月のケアンズは素晴らしい... 続きをみる

  • 元気で!

    一昨日はヤンガバラに出向いて家族最後の外出のドライブになった。しばらく実家にいた息子もシドニーに帰る日があさってに迫って来た。ボーダーが閉鎖される寸前にケアンズに逃れて来て早4か月が経った。シドニーは今だ感染が収まっていない所なので、気を付けてもらいたい。そんな訳でかみさんも今は何だか元気が無い。... 続きをみる

  • いにしえ

    昨日はどうしても気になっていたテーブルランドの「ヤンガバラ」のマーケットに出向いてみた。土曜日で店を閉めるというかなりの後ろめたさはあったが、今しか出来ないことと割りきってヤンガバラに向けて出発した。さて、今回は南回りのルートでケアンズから20キロ程下ったマルグレーブ製糖工場が象徴されるゴードンベ... 続きをみる

  • 優しい巨人

    昨日お客さんが買い物をした後に「どこから来たの?」と尋ねたら「ハービーベイよ」とにこっと笑って返してくれた。すかさず「クジラの見れる季節だね」と言うと「とってもいい所よ」と言って微笑みながら店を後にした。そうだなぁ ハービーベイは今、ちょうどクジラの見れる季節だなぁとザトウクジラを想い起こす。冬の... 続きをみる

  • 大地に宿る精霊たち

    ディジュリドゥという民族楽器を奏でるアボリジニーはこの楽器を使って天地天上の全ての万物に宿る精霊と交信すると言われている。。「ドリーミング」と呼ばれる独自の世界観を持ち、常に自然と共にある生き方を選ぶ、世界最古の文化を持つオーストラリアの先住民族だ。 その名前の由来はラテン語の「始まり」アブ・オリ... 続きをみる

  • さとうきび

    真っ直ぐに伸びたさとうきびの花が高く目立ってくるとそろそろ収穫の時期、7月から11月にかけて刈り入れの季節がケアンズにやって来る。どこまで続くのかと首を長くして待つ42輌にも列なる 長い貨車に、目一杯積んだ黄色と臙脂色のサトウキビ鉄道が実りの整った畑の中を軋む音をたてながら狭いレールの上を延々と走... 続きをみる

  • 何気ない日常

    今日も早朝からTOBRUKのプールで泳ぐ。雲ひとつ無い快晴の空の下、昨日からの晴天で夜からの放射冷却による今年一番の冷え込みのように感じる。根性を決めてプールに入るがさすがに冷たい。プールは殆ど貸し切り状態で、自分も入れて3人しかいないと思いきやアクアビクスのおばちゃんたちのグループがぞろぞろ入っ... 続きをみる

  • 雲のじゅうたん

    ぽっかりと浮かんだ綿菓子のような雲の上に乗ってみたいと思ったことはないだろうか? そんな空想を現実に楽しんでいる人たちがオーストラリアにいる。その雲の長さは千キロにも及び幅は千メートルに達する。オーストラリアが生み出す超自然現象の幻の巨大雲、「モーニング・グローリー」だ。 この巨大雲は高度千メート... 続きをみる

  • 新しいアイディア

    昨日もまた懲りずにサンデーマーケットに出向く。場所はケアンズがら北に12キロほど離れたホロウェーズビーチという普段は波の音しか聞こえないようなひっそりとしたビーチだが、昨日はマーケットとあってか多くの人で賑わっていた。このビーチの歴史は1910年にリチャード・ホロウェーという人がこの地区を訪れ、1... 続きをみる

  • 新しい風

    美人を形容する歳時記の中で花に例えた表現に「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」なんていう言葉がある。芍薬のようなしなやかな香り、座って見ても美しい牡丹の花、優雅に歩く女性に例えた百合を花言葉に形容したそうだが、皆さんはオーストラリア人の女性でどんな奇麗な人を想像するだろうか? まず始めに思... 続きをみる

  • 海の重鎮

    一昨日の朝にニューサウスウェールズ州の北部の海岸でサーフィンを楽しんでいた60歳の男性がホオジロザメに襲われて死亡した。男性は大腿部を噛まれていて、傷の手当が行われたがその場で死亡が確認された。サメの大きさは約3メートルだったという。 オーストラリアは世界でもっともサメの被害が多い所で、現地ではシ... 続きをみる

  • 笑顔

    トルガに向かった先でひとつびっくりしたことがあった。町に向かう手前で開けてきた山の一部に巨大なタービンの風力発電機が20基以上か、この町には凡そ似つかぬ情景でその自然景観に反して不気味に感じるほどに動いていた。西の方角からダイレクトに風がぬける立地に風力発電機は仁王立ちでタービンを旋回していた。も... 続きをみる

  • 魔法の光

    昨日は久々にアサートン高原のトルガという所に行って来た。ここは内陸の高原なので今の季節はケアンズに比べて2度ぐらい気温が低いと言われているが、いやぁ~寒かった。毎月第一日曜日にトルガのマーケットがオープンする。コロナの関係でずっとキャンセルが続いていたが昨日は久々のオープンとなり、たくさんの人がマ... 続きをみる

  • ブルーイー

    ギネス公認の世界最高齢の犬をご存じか? その犬とはオーストラリアン・キャトルドッグの雌犬で名を「ブルーイー(BLUEY)」という牧畜犬だ。出生年を確実に証明出来る犬として、今でも世界一長寿の記録を持ち続けている。その老衰により天寿を全うした年齢は何と29歳5か月という長きに渡って生き続けた優秀な犬... 続きをみる

  • 希望の宝石

    明確な結晶の構造を持たない色や形が多様でユニークな宝石、日本では10月の誕生石としても人気のオーストラリアン・オパール、今回クイーンズランド州西部で植物の化石で珪化木の中に含まれた「レインボー・ツリー」と呼ばれる美し青緑色のオパールが発見された。その形はまるで古代の象形文字のようでもあり地球から生... 続きをみる

  • 心の名

    2023年の女子サッカー ワールドカップの開催地がオーストラリアとニュージーランドの共催で行われれることが決まった。南半球で開催されるのは初となるらしい。昨日はシドニーのオペラハウスでこの決定の知らせとしてイルミネーションが点灯して女子チームが映し出されて祝賀ムードいっぱいの夜だったよう。日本は招... 続きをみる

  • 岐路に立つ

    6月17日の連邦政府サイモン・バーミンガム観光相の「国境封鎖解除は2021年に持ち越される」とした発表にはさすがにブルーになったが、さらに今日カンタス航空とジッエトスタ―航空のアナウンスで国際線は来年の6~7月までのフライトがニュージーランド便を除いて全てキャンセルだと発表されて ブルーから灰にな... 続きをみる

  • 「極上の吉日」に合わせて

    先週の土曜日は暦の上で天赦日にあたりシャーマン??の尊く陰陽道で一年の中でも極上の吉日だとか。さらに一粒万倍日にも重なり吉が倍増!! 宝くじの購入にも良いとされている一年を通して最良の日とかも。そして何かを始めるのにも適しているスタートにはぴったりの日であると! 早速、仕事の帰り道に買ってあった宝... 続きをみる

  • 粋な名前

    最近は若い女の子の間でいろんなスイーツが話題だそう。自分が偶然に見た寿司チェーンの「スシロー」が出している「ピーチメルバ」にはちょっと驚いた。というのはこのスイーツ、オーストラリアの5選に入るデザートなのだ。ピーチメルバとは砂糖で甘く煮た桃にバニラアイスとシロップを添えラズベリーのソースをかけたデ... 続きをみる

  • 後もう少しかも?

    いよいよ大阪でDNAワクチンの治験が最初、20人~30人を対象に今月からスタートすると昨日のニュースで報道されてた。大阪大学と大阪のバイオ企業の共同研究だそうだが、大阪府はこれを「大阪ワクチン」と言っていた。年内には20万人の人に供給できる見込みだと話していたがついにここまで来たかという感じだ。上... 続きをみる

  • 本当!

    オーストラリアのスラングで是非、知っておきたい言葉がある。「FAIR DINKUM」というスラングだ。このスラングは、当にオーストラリアでしか使われないご当地きっての特別な表現で、オーストラリア人の代名詞ともいえる言葉かも。さて、このFAIR DINKUMというスラングの意味だが、これは「本当」「... 続きをみる

  • クロコダイル伝説

    G'DAY MATEやNO WORRIESと言ったオーストラリアのスラングが日本にも紹介され一世を風靡したオーストラリアの伝説の映画『クロコダイル・ダンディー』が上映されてから34年が経つが記憶に残る人も多いのでは? ポール・ホーガン演じるクロコダイル・ダンディーことミックがノーザン・テリトリーの... 続きをみる

  • 火を食う鳥

    まっ黒い羽毛に鋭い眼光で睨む青い顔、そして喉の赤い肉垂が火を食べているかのように見えたことから、江戸時代に見た人々は、挙って「火食い鳥」と名付けたこの鳥の正体とは? 主にクイーンズランド北東部に棲息する別名「殺人鳥」とも言われてる珍鳥『カソワリ』だ。3本の指に大きく丈夫で刃物の様な鉤爪を持ち、ひと... 続きをみる

  • 神の鳥

    オーストラリアの先住民族アボリジニーから「神の鳥」として崇められて来た世界で二番目に大きな飛べない鳥「エミュー」が今、遥か時空を超えて人類を救うかもしれない! これは、日本や海外でも事例が無い、鳥インフルエンザにかかったことの無い免疫力の強さに着眼して、無毒化した新型コロナウイルスをこのエミューに... 続きをみる

  • 弱気は最大の敵

    今月の19日からプロ野球の公式戦がスタートすることが決まり、また一つ楽しみが増えた。本当にこんな時だからいつも以上に心が弾む。さて、よくピッチャーが帽子のつばの裏に「弱気は最大の敵」とマジックで書いているのを見かけるが、確かに弱気は最大の敵だと思う。腕を振ってインコースを攻める、将にピッチャーの真... 続きをみる

  • 発明品

    オーストラリアの家の庭のイメージには、くるくる回る回転物干しのスタンドがあって洗濯ものが風に揺られてひらひらしているのを想像する人が多いのでは? このロータリーの物干し台のことをヒルズホイストと言って、オーストラリアのアイコンのひとつになっている。ヒルズホイストとはこの作っている会社の名前で、日本... 続きをみる

  • 倒産セール

    海外からの旅行者の入国が禁止されてからもうすぐ3か月になる。依然先が全く見えてこない現状の中で、今も成す術が無い。今月の始めからローカルのお客さんに向けてセールを打ってみた。もう、程んどの商品を半額にして利益度外視!「どん底セール」「やけっぱちセール」「首の皮一枚セール」「観光でも閑古う鳥セール」... 続きをみる

  • 至宝の時

    好調が続いてきたオーストラリア経済も昨年の大規模森林火災や今回のコロナの影響を受けて、GDPが9年ぶりにマイナスに転じた。今後、4~6月期の見通しはさらに厳しくなることが予想される。こんな中、アサヒビールのアサヒグループホールディングスが買収額1兆2000億円でオーストラリアのビール最大手である「... 続きをみる

  • クイーンズランダー

    クイーンズランド州は今日から州内の全ての移動の制限が解かれ、ケアンズからブリスベンやゴールドコーストに旅行に行けるようになった。昨日、日本でもオーストラリアやニュージーランドなど感染が抑えられた比較的安全な地域の入国が検討されているようで、これまた俄かに明るい扉が開いた感も。ただ、今後オーストラリ... 続きをみる

  • 先なのはどっち?

    17世紀頃に中国からヨーロッパに伝わったお茶の文化はフランスやオランダを通じてやがてイギリスに広く伝わって行く。紅茶好きのポルトガルのキャサリン女王がイギリス王室に嫁いだのがきっかけで貴族の間に流行、それがイギリス中に広がったと言われている。また、イギリスの冒険家、ロバート・ブルースがインドのアッ... 続きをみる

  • 夢の続き

    コロナウイルス感染の被害で今までの日常が失われつつ、ここケアンズの観光業は既に絶望感が漂い始める中で、時はちょうど今から100年近く遡り、ここケアンズから100キロほど南に下ったイニスフェイルという町のミナクリークという場所で、洪水のため壊滅した城を諦めずに絶望の淵から再び再建させた夫婦がいる。ホ... 続きをみる

  • あの翼を再び

    オーストラリアのバーミンガム観光大臣は国際線の運航について、年内での稼働は難しいと依然厳しい見方を示している。こんな中でスペインの政府観光局は7月から日本を含む外国人観光客の受け入れを発表した。ギリシャでも6月15日から観光客の受け入れの再開を目指すと発表、ここに来て俄かにこうした嬉しい動きが少し... 続きをみる

  • この先の自分

    自分の中でいつの日か木曜島を訪れたいと思っている。そしてその昔、日本人がこの場所を辿った歴史を確かめてみたい。荒涼とした中でひっそりと佇む先人の魂が宿る日本人墓地を訪れてみたい。そして、藤井翁の子孫の方に日本人のその辿っていった足跡を聞いてみたい。 藤井翁は豪傑で特にお金は羽振りが良かったと聞いて... 続きをみる

  • 続 日本人の足跡

    1931年に世界恐慌が起こると今までの真珠貝の特需による市場は一気に停滞して、その影響による余波が真珠採取のダイバーに直撃する。この衰退をきっかけに多くの日本人が解雇され、さらに時局は第二次世界大戦に突入し、オーストラリア政府は敵国人である日本人を逮捕、その後全ての日本人をポンポン船に乗せて、ニュ... 続きをみる

  • 日本人の足跡

    ケアンズからセスナ機を使って2時間ほど、クイーンズランド北東部の先端に位置するヨーク岬の35キロ沖に浮かぶ小島「木曜島」、ここに戦前から戦後にかけて真珠採取のダイバーとして暮らした一人の日本人がいる、司馬遼太郎の「木曜島の夜会」の主人公・藤井富太郎だ。和歌山県串本の出身で18才の時に一獲千金の夢を... 続きをみる

  • 慣れると癖に

    こんなまずい食べ物が世の中にあるのか?と思うほど強烈に凄い食品がオーストラリアのソールフードになっているものがある。ベジマイトという発酵食品だ。蓋を開けると黒いペースト状の見た目が黒バターみたいな感じの食べ物で、鼻に近ずけるとその鼻が曲がりそうになるほど思いっきり発酵臭が漂い、たぶん始めてこれを試... 続きをみる

  • 前進あるのみ

    オーストラリアの国章にはカンガルーとエミューが描かれている。どちらの動物も後戻りが出来ない。この動物たちが国章に描かれた理由はそのオーストラリアのスピリットに因んで「前進あるのみ」という建国から230年余りの若い国家なので前に前にというオーストラリア人の気質がこの国章の由来になった。身近なところで... 続きをみる

  • クイーンズランド・ナッツ

    先住民族のアボリジニーは、クイーンズランドの熱帯雨林に生えるマカダミアの実をキンダル・キンダル、ブーンベラ、ジンディル、バウパルと名付け、彼らの神典であるカラバリーという祭りの中で、その儀式の特別な贈り物として女性がこのマカダミアを祝宴の場に運んで御饌として使用したと伝えられている。それまでこの神... 続きをみる

  • 分断する社会

    19世紀の中頃、今から170年近く前のオーストラリアに伝説のギャングが存在した。この男の名前はネッド・ケリー、窃盗、強盗、殺人の悪行を繰り返してもなお、最も民衆に慕われた稀代のブッシュレンジャーである。ネッドが直面した当時の辺境社会の深い溝を今一度探ってみたい。1855年に服役されたアイルランド囚... 続きをみる

  • 楽しみがひとつ増えて

    いよいよアメリカのメジャーベースボールリーグも7月4日の独立記念日を前に無観客でのシーズン開幕が決まりそうだ。日本のプロ野球も6月19日の開幕を目指しているが、果たして開幕出来るか?スポーツ観戦の方も少しずつ楽しみが増え、是非、観戦する際には感染しないで頂きたい!?。そこで日本でも活躍した数少ない... 続きをみる

  • 貿易風に乗って

    この季節になると南緯30度ぐらいの亜熱帯から赤道にかけて、ゆっくりと地球の自転にあわせながら南東の方角に沿ってコンスタントに吹きあげる、トレードウインドと呼ばれる抜群に心地よい貿易風がこの辺りを極楽な気分にさせてくれる。風向きが恒に安定しているので古くから恒信風とも呼ばれていて、この地域に乾季の始... 続きをみる

  • 変わる世界観

    『今後、長い期間、暮らしの中でウイルスとの共存が必要になる。』多くの知識人が今、こうした見解の意見を提唱している。ウイルスとの共生を前提にした暮らしの生活様式が求められる。世の中は無機質なほど機械的、事務的に物事が 進められ、ふれあいは薄れて温もりは無くなっている。例えばオンラインによる会社の会議... 続きをみる

  • ワルチング・マチルダ

    移民の国であるオーストラリアの愛唱歌とも言えるこの歌は『自由と孤独と苦労の魂』を伝えたオーストラリア国民の心の歌だ。1895年に弁護士でジャーナリストであるバンジョーパターソン(オーストラリアの10ドル札に登場する人)がスコットランド音楽のメロディーに歌詞を施した行進曲で、歌詞に出て来る牧場主や警... 続きをみる

  • 満月の夜に

    端午の節句の昨日は二十四節気の立夏に当たる。暦の上では夏の始まり、そして明日の月は望の満月、ここから半月辺りの小満の頃まで万物の成長はその息吹きを長じて天地に満ち始めていく。ここ、ケアンズも朝夕が少しずつ涼しく感じられるようになり、日本の立秋に近いような小さな秋の気配を探る過ごしやすい季節に。 昨... 続きをみる

  • 幸せの青い蝶

    お店に行く道中で車の中からユリシスを見た。左から右に素早い舞を披露しながら瞬く間にフロントガラス越しの景色から何処へと消えていった。学名はパピリオユリシス、日本では「オオルリアゲハ」と呼ばれ、クイーンズランド北東部がらパプアニューギニア、果てはビスマルク諸島やソロモン諸島にも分布するアゲハ蝶の一種... 続きをみる

  • あったら教えて

    ニュースの冒頭は決まって最初に「新型コロナウイルスの影響で。。」と入り、続けて「今日の感染者数は。。」で次に「感染拡大に備えて。。」でこの後「人との距離を取って。。」で最後は「家にいて下さい。」と毎日こんなのがお経のように繰り替えされる。緊急事態宣言も延長される見込みで、今は鉄板の上で焼かれる「お... 続きをみる

  • 特別な時

    オーストラリア人にとって最も大切な日である4月25日のアンザックデイの行事は今年中止に。例年ならエスプラネード(海岸通り)を戦没者の慰霊と戦争のない平和な世界を願う目的で午前に関係者が行進、花束の贈呈や式典の演説が行われる。しかし今年はエスプラネードの式典中心の大砲が置かれた記念碑の場所に僅かな花... 続きをみる

  • 星に願いを

    これはピノキオの話ではない。 本来ならいよいよ待ちに待ったゴールデンウイークが始まりケアンズも活気の中、日本人で溢れかえっていたところだが、今年はそれも叶わず今は静寂な空気に包まれて、秋がかったキュランダの山も日差しがひと段落したグリーン島も今だ感じない人々の群生の声にこの瞬間も起きることは無くた... 続きをみる

  • 全く人気の無いもの

    今回はオーストラリアの珍品?をご紹介したいと思う。イラストレーターのみうらじゅんさんも絶対知らないレアなお土産品を挙げてみたい。先ず、最初にご紹介したいのは『カンガルー皮のWHIP(鞭)』だ。牛や羊 をスムーズに移動させる為の道具で、オーストラリアでは、この鞭で家畜を追う人のことをストックマンと言... 続きをみる

  • 動物大国

    次週のNHK「ダーウィンが来た」でハリモグラ(オーストラリアでは、トゲトゲのハリが体中にあることからスパイキーと呼ばれている)の放送が予定されているが、この動物、5セントコインの裏面にも登場するカモノハシ科に属するカモノハシの兄弟で、今、ロッドネス島のクウォッカと並んで密かに人気上昇中の動物だ。ケ... 続きをみる

  • お土産の袋について

    最近の手軽なお土産品の人気傾向は以前とは随分変わって来て、従来のキーホルダーやマグネットのような定番土産からエンビロサックスのエコバックなどの実用的なお土産品を求める人が増えて来ている。基本的にオーストラリアでは買い物袋はくれないか有料なので、その必要性からエコバックを購入するお客さんが増えている... 続きをみる

  • 伝統土産

    オーストラリアのお土産品として皆さんが真っ先に思い浮かべるのは何か?お菓子のTIMTAM、ブーメラン、コアラやカンガルーのぬいぐるみ、またはオパールとか、最近ではT2の紅茶何かも。これからオーストラリアに旅行に来たら是非、参考にしてほしいあまり日の当たらない商品を挙げてみたい。 まず最初は「カンガ... 続きをみる

  • 明日に向かって

    日本でも賃料のこと がニュースで取りざされていたが、家主も自社のビルの返済でなかなか家賃の交渉には応じられない様で、同じような問題が地域を問わず起こっているのが現状のようだ。幸いなことに短期だが家賃が要求通りに減額され少しホッとした。しかしこれがずっと続くわけでは無いので、やはりどこかで人の動きの... 続きをみる

  • 失敗から学ぶ

    この20年間の間に失敗もした。最大の失敗は二店目としてオープンしたブランドのブティックのリースの延長によって生じた損失で、MIMCOというブランドだが女性新鋭デザイナーによる斬新なデザインが受けて、最初の2001年のオープン時から3年は好調が続き波に乗ったが、旅行者の減少と航空業界の再編等も重なっ... 続きをみる

  • 時間をかけて

    無名のブランドを世に打ち出すのには時間を要する。ヘレンカミンスキーも最初はそうだった。ちょうど18年前だったが、当時から、ただ椰子で編んだだけのバックが$200以上もしていて、まぁ、当時の円高の割安感に助けられた感が多分にあったと思うが、今だったら殆ど買わないだろうなと思うくらい微妙な商品で、実際... 続きをみる

  •  続 無名ブランドをケアンズから発信

    信じるのは自分の感性だけ。これはっ!と感じたものをチャレンジしてみる。これは会社に属しているとなかなか自分の好きなようには出来ないが、個人だと好きなものを取れるので大変な反面やりがいもあるのだ。個人の店というのは、そのオーナーの考えや特色がすぐ分かるので面白い。 当時、ケアンズはセレクトショップの... 続きをみる

  • 無名ブランドをケアンズから発信する

    以前、自分が勤めていたデパートの当時の部長から退職する際に手紙を渡された。簡潔な文章で「オーストラリアで大輪の花を咲かせてください」という内容の手紙だった。この言葉を今も心に刻みこんで、そこで自分が決めたのが、「オーストラリアで一番の店」を作ることだ。何をもって一番なのかは今でもその答えは導きだせ... 続きをみる

  • 新鮮な気分

    多くの国々から集まった移民が居住するケアンズでは、各々のアイデンティティが尊重され、その国の文化や慣習に人々はあまり干渉しないというスタンスを感じる。ナショナリティーが強くないので、異国の食文化や伝統など自分に合うものがあれば何でも受け入れるのがケアンズのスタイルだ。「郷に入れば郷に従え」と言う諺... 続きをみる

  • 問題は家賃

    今日も売上げは無い。今月の売り上げは今のところ無いに等しい。 そして未払いだった商品の催促もチラホラ。頼みの綱である政府からのサポートの連絡も滞ったまま、どうすりぁーいいのさ~ この私~ 夢は夜開く~ と、古かったか。 一番の問題は家賃!これが上手く解決されれば言う事は無い。このままずっとバックレ... 続きをみる

  • 黄昏の中

    イースター(復活祭)も昨日で終わり、ホリデー気分から一転して取りあえず仕事に来ている。と言ってもお客さんは来ないのだが。過去に一度もイースターホリデーの時に仕事を休んだなんてことは無く、この事に対する罪悪感は結構残るが、もう多分この時期に仕事を休むということは恐らく無いと思いたいので、ゆっくり過ご... 続きをみる

  • 続 風にふかれて

    「冬になるとリックは一人で二ュージーランドにスノーボードに行くの」と、はにかんだ笑顔で奥さんは話してくれた。 或る時、日も落ちかけた夕暮れ迫る、しかも岸からかなり離れた距離の誰もいなくなった海の上で突然、「ぱーん」と乾いた音と共にマストが真っ二つに折れてしまい、そこから岸までパドリングで帰る羽目に... 続きをみる

  • 風に吹かれて

    ハーフムーンベイと呼ばれる三日月型の美しい湾の中に『ヨーキーズ ノブ』と呼ばれるビーチがある。ケアンズから数えて3つ目のビーチで、自宅から車で10分程の距離にあり、毎朝、犬を車に乗せて散歩に行くお気に入りのビーチだ。でも最近はガソリンをケチってヨーキーズには行っていない。 このビーチは自分にとって... 続きをみる

  • お客さんに伝えたいこと

    昨日、オーストラリア政府は、国民に対して$130 BILLIONを計上して雇用主のもとで一年以上働いた全ての従業員に、二週間で$1500を支給する法案が議会で承認され、該当者は今後その申請の手続きに入ることになりました。 自分が思うに都道府県別で断トツにお買い物を豪華にして頂いている県は愛知県のお... 続きをみる

  • 猫が隠れている

    ニューヨークの動物園でコロナウイルスに感染した飼育員から、そこで飼育されたトラも感染したというニュースがありました。自分も犬を飼っているのですが、他の散歩している犬から接触したら感染するのかと余計なことを考えてしまいます。 犬の散歩は朝と晩の自分の日課だ。今日も犬が自分の車の車輪の下を入念にチッェ... 続きをみる

  • ブランド品の思い出

    オーストラリア全体での新しい感染者は、ここ数日で減少傾向にありますが、ここケアンズでは昨日までに30人が確認され、引き続き警戒が必要です。また、クイーンズランド州では921人の感染が確認されています。 自分は主にバックや時計などのブランド品を売る仕事に携わってきたが、自分の風貌はどちらかと言うと縁... 続きをみる

  • スペンス通りの投影

    街のいたる所でソーシャルディスタンスが求められています。2Mは距離を取ること。 飛まつ感染が一般的な感染原因とされてましたが、実はエアロゾル感染によってウイルスが付着するという最近の検証が、このソーシャルディスタンスを認識する上で重要なことに。大型スーパーも一人ずつ順番に距離を保って入店することに... 続きをみる

  • 「マスクの似合わない所」

    治安が比較的に安全だと言われてきたケアンズでも最近は窃盗や強奪といった物騒な事件が発生しているようです。日本人が被害にあったケースも何件か聞いています。ナイフをいきなり突き付けられて、持っていた現金を全て奪われたというワーキング ホリデーの若者の証言も聞きました。治安が良いのが売りのケアンズですが... 続きをみる

  • 今、ケアンズで人生の崖っぷちに立つ

    ケアンズでは、今 生活必需品、食料品が手に入り難くなっています。 特に、トイレットペーパーが、全く手に入りません。食料品では、パスタの様な日持ちのする物やお米など生活に直結するものが不足しています。パナドールなどの医薬品もなかなか買えません。 「これも困る」 今日も朝からスーパーでトイレットペーパ... 続きをみる

  • 今、ケアンズで人生の崖っぷちに立つ

    30日、オーストラリア政府は大胆な支援策を国民に打ち出しました。全てのJOB KEEPER(1年以上働いた従業員)に対してフルタイム、パートタイム、カジュアル、全て一律、2週間で$1500ドルを半年を目途に支給するというもので、職を失った人達は、この政策で少し、安堵出来ました。また、小、中規模の事... 続きをみる

  • 今、ケアンズで人生の崖っぷちに立つ

    29日、オーストラリアのマティアス コーマン財務大臣は声明で事業用、そして居住用の賃借について今後、6か月間の立ち退きの猶予(MORATORIUM ON EVICTION)を発表、事業用賃貸を支援する為の介入を支えるとして、取り合えず、6か月間は今の所に留まれることが政府の閣議で承認されました。こ... 続きをみる

  • 今、ケアンズで人生の崖っぷちに立つ

    昨日、スコットモリソン首相が、家庭内暴力、メンタルヘルスに対応する為に新たに11億ドルの追加措置を発表、自宅待機で子供に対するいら立ちや今後の経済不安に対する精神的な障害によって引き起こされる問題に対応する為の措置で、感染以上に今後、人々が 困窮、疲弊していく社会に、この先どう対応していくかが問わ... 続きをみる

  • 今、ケアンズで人生の崖っぷちに立つ

    20日に数百人が集まったボンダイ ビーチがクラスターの原因と指摘され、ビーチは警察によって封鎖されました。ボンダイ地区は、高級エリアですが、現在、ホット スポットに指定、全体での感染者もついに3千人を超え、 また、小売りでは、ケアンズでも唯一のデパートだったMYERが閉店を発表。オーストラリアも日... 続きをみる

  • 今、ケアンズで人生の崖っぷちに立つ

    オーストラリアのコロナウイルス感染者数は27日現在、2985人でもうすぐ3000人に迫る勢いです。ケアンズのあるクィーンズランド州は493人でここ、ケアンズでも感染者がついに二桁になりました。感染が急増しているのが、シドニーのあるニューサウス ウエルズ州で1400人を超えています。そこにいた息子も... 続きをみる

  • 今、ケアンズで人生の崖っぷちに立つ

    オーストラリアの州から他の州への移動が禁止されるブロックダウンが施行されて既に数日が経ちます。現在の航空会社の国内線の稼働率は20%でバージンエアーが昨日に運航を休止と発表、現状、航空会社のインターネット上で搭乗券を購入してもフライトがキャンセルになる可能性があり予約した日程で本当に飛ぶのか分から... 続きをみる

  • 今、ケアンズで人生の崖っぷちに立つ

    このブログは、たぶん読者の皆さんには、かなりトンチンカンな内容に映ると思いますが今、ケアンズで起こっている現状を何かの形で残したいという思いで記事にして書いています。はっきり言ってブログという言葉すら良く分からなかったのですが日記に書き留めるのもなんだし、今のこのケアンズの現状を少しでも垣間見て頂... 続きをみる

  • 今、ケアンズで人生の崖っぷちに立つ

    今、世界中の小さな個人経営者がコロナウイルスの影響を受け待った無しの経営状況に置かれて今後の不安とさらに先の見えない見通しに毎夜眠れない日々を送っていると思う。オーストラリア ケアンズで土産屋を営んでいる自分もそのひとり。 今オーストラリアで急速に拡大するコロナウイルスの感染を防ぐため全ての外国人... 続きをみる